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暗殺教室〜卒業編〜 感想

※公開当時に書いたものをリライトしています。


観た理由は前編(便宜上この呼び方で)がとても面白かったからと、山田くんが好きだから。 
原作はほぼ未読。前編公開時配布されていた無料の漫画のみ。
アニメ版は前編を観賞後1期の後編のみ。2期は未視聴。
ネタバレを回避して観るため特報や予告映像もほぼ未見。見たのは山田くんのインタビューをちょっとだけ。
 

話を知らなかっただけに死神の正体、シロは何者なのか、茅野の過去など驚くことばかりでした!
 
死神の実験室シーンはとても素敵で。
ピュアなあぐりとの繋がり。殺し屋なのに穏やかな空間。しんみりすぎないギャグTシャツ。

柳沢の壊れっぷりもよかったです。また悪役かという気もしますが(笑)、出演することしか知らなかったためここまでの悪役だとは思ってませんでした。
 
茅野をどうやって止めるかは考えながら観ていたら、まさかあんな方法をとるとは…。
驚きながらも「角度的にはしてない!よかっ…いいのか!?別にしてもいいけど!?ていうか急に!そりゃ急だよ!」というようなテンションになってしまいました(笑)それでも予想外は予想外。伏線もあって面白かったです。
 
エンドロールのアレは嫌がる人もいるかもしれませんが、山田くんがにこーっと笑ったのが可愛すぎて映画館で撃ち抜かれてました。渚くんでは見せない表情。
 
主題歌は音楽番組などで見ていて、合唱しながらの触手ダンスは何度見ても地味に面白く感じてしまって(ごめんね!)大丈夫かなと思っていたものの、映画後にはぴったりでした。
しんみりした雰囲気と、エンドロール映像のわいわい感にもあった曲で、映画を見たからこそいい曲だったと思えました。よかった!
 
と、ここまでよかったことを書いては見たものの引っかかる点もいくつかあったので書いておきます。
 
茅野たちの拉致は必要だったのか。別に何か伏線があったとも感じませんでした。
拉致方法についての言及はなかったけど、女子とはいえ暗殺の訓練を受けていてやすやすと連れ去られるとも考えがたいし(ましてや3対3だ)そもそもあんな山の上まで拉致しに来るというのもどうなのか。
 
なぜ渚とカルマの戦いはやたらと風が吹いていたのか。
漫画原作とはいえさすがに不自然で、戦いよりも目に砂が入って大変そうだななんて考えてしまいました。唯一山田くんのインタビューでちゃんと知っていたシーンだっただけに。
勝ったというよりもカルマは最初から勝つ気なんかあったのか(パンフレットには関係にケリをつけるようなことが書いてあった)。
冬休み中の暗殺がなかったということを考えるとカルマや暗殺側の生徒も本気で暗殺を成功させたいのかはよくわからない。
勝敗がついたあとも暗殺は暗殺、救うは救うで別問題という流れがナレーションでアッサリ済まされていてついていけませんでした。
 
柳沢のアッサリっぷり。いくらなんでも簡単にやられすぎ。
あぐりを救えなかったからという流れはわかる。でもあれが出来るなら茅野が攻撃を受ける前に倒すべき。一撃で完全にやられていたかもしれないのに。

殺せんせー爆発の確率がなぜ減っていたのかについて全然触れられていない。さすがに何の説明もないのはちょっと。

殺せんせーがそんなに簡単にドームの中に入れられてしまったのか。
自分の爆発を知っていたからとも思ったが、薬品の製造には気づいている様子だったのに…。
 

結果的には前編が好きで期待していたのもありやや残念な感じ。
卒業編はなんというかバタバタしてました。死神パートがとてもよかっただけにもったいなかったです。