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カラマーゾフの兄弟 第五話 感想

第五話にしてようやく事件の概要が出てきました。
遅いとはいえそれが違和感ではなく、「そういえば何も知らされてなかったなぁ」という感じ。細かいアリバイの話も出てこないし。

杉卓工務店、折れちゃいました。
黒澤を倒すための証拠くらいは持っていてほしかったものですが、正しいことをしようとして切られちゃうのは悲しい。
ここの子がいい子なのもまた。

勲さんの小説が涼くんに見つかっちゃいました。
兄のあんな感情的な部分を見て、それでも話している勲さんは至って冷静で。

黒澤の悪事を公にすれば他にも傷つく人がたくさん生まれてしまう。それでもいいのかと。
正論すぎてぐうの音も出ません。確かにそうなんだよ…。

黒澤の悪事が止まらなければこれからも犯罪に手を染めなければならない、つらい思いをする人が、第二第三の杉卓工務店のような人が生まれてしまう。
けど権力を持った黒澤を止めることは誰にも出来なくて。

それでも「この世界に希望があると信じたい」と言った涼くん。論理的なことは勲さんの言ったことがもっともではあるものの、「そう思うこと」が勲さんと違う。
お母さんのことが兄二人にどんな影響を与え、それを知った涼くんがどう思うのか。気になることが増えてしまいました。

小栗さんはとりあえず無事で何より。
家族のことをたくさん見てきた人だから、もし犯人を知っていたとしても喋らなそう。心の内はほとんど見えないけどね。