ドラマ、映画の感想置き場。

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2004年(稲垣吾郎主演)ドラマ版 八つ墓村 感想

藤原竜也さん出演版が再放送されていたので見ました。
原作は未見。他のドラマ版や映画版、漫画版なども未見のためストーリーは一切知らない状態です。

八つ墓村

まさかの役名も「たつや」だったので何度もひっかかってしまいました(笑)
しかもほぼ全員が名前で呼んでくるという。

長編に対して時間がないのはわかりますが、殺しのペースがめちゃめちゃ早いです。
辰也も目の前で続々と毒殺されてるのによく落ち着いていられるものです。いわゆるお金持ちの暮らしではなかったにも関わらず言葉遣いもしっかりしていて、動揺も少ないのが印象的でした。
目の前で殺人が起きても村に行く時点で何か覚悟を決めていたんでしょうか。

黄金の場所も知らずに殺してしまうなんて、何やってるんでしょう。
いやそもそも殺しが駄目なんですけど、殺した方も殺された方もむなしすぎます。

小梅さん小竹さんが言っていた「薬が効いた」というのは睡眠薬だったんですかね?
結局何の説明もされないままでしたが、殺すわけもないでしょうし、これくらいしか考えられません。

要蔵の頭につけてあったのはなぜ懐中電灯だったんでしょう。こういう時はロウソクじゃないんですか。
村人たちが辰也を襲いに来たときもみんなでつけていたので「狂気を表すアイテム」なんじゃないかとは思うんですけど…と思って調べていたら、要蔵の事件の元となった事件から来ているようです。小説でもそうなのかはわかりませんが、これは知らないと「???」ってなってしまいます。

まさか久野先生の殺人計画を利用していたとは…。しかも殺された人たちのことは別に殺したかったわけじゃなくて、辰也を殺すためだった。けどどれもこれも本当は全くの無駄で、自身も死んでしまう。
これを慎太郎さんは知るんでしょうか。知っても知らなくても苦しいことだとは思うのですが。

辰也は結局自身の出生についても知ることが出来た上に、財産も手にしました。
陽一さんの子孫なら悪いようにはならないでしょうね。きっと。

要蔵の遺体が地下にあった理由と、その下に小判があった理由はわかりませんでしたが、要蔵の方はWikipediaで解決しました(笑)

多少のことは仕方ないですが、それでも違和感なく見終えることが出来ました。面白かったです。
金田一さんは全てが終わってから推理し終えたので全く持って歯止めになりませんでした。いつもこうなタイプなのでしょうか。
色々調べると原作では陽一さんの祖先が虐殺に反対なんて設定はなかったりと驚くことはありましたが、それを楽しむのもありだと思います。