ドラマ、映画の感想置き場。

基本ネタバレしてます。

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映画 そらのレストラン 感想

亜由美さんの企画、大泉洋主演と理由は色々ありますけれど、最終的には鈴井さんが出演するというのが大きな理由だったような気もします(笑)

「しあわせのパン」「ぶどうのなみだ」は未見。

インタビューや会報での撮影レポートなど、事前情報は珍しくたくさん見ていました。
その中でも「海の見える牧場で働きたい」という理由で来た奥さんや、UFOの目撃情報が多いのが本当であることは知っていてよかったと思います。突拍子もなく見えても事実なんですもんね。
いつも予告編もあまり見ないので、こんなこともあるものだなと思いました。

話は友情と絆、そして食。北海道という大自然とゆったりとした時間。
友情と言っても熱くてどーんと押し寄せるものじゃなくて、それぞれの形と熱量があって、でも確かなもの。

登場人物は深く語られる人も語られない人もいますが、想像出来る余地が出来て、それがいい具合でした。

大谷さんのチーズ工房を歩いて、チーズを食べて、びしょびしょになった仲間も集まったところで泣いてました。
どこがきっかけとかでもなく、じわじわこみ上げてきて。

普段こういったヒューマンものをドラマも映画もほぼ見ないせいか、とてもいい映画だったのにうまく書けないのがもどかしいです(笑)
「自分のチーズを作るんだ」と言われたことを思い出すシーン、よかったです。

チーズ作りのシーンはもう少し見たかったです。牛乳を混ぜて絞って、どうやってあのよく見る円柱みたいな形になるのか鑑賞中ずっと不思議でした。
重要なのは気温や撹拌の仕方などでしょうし致し方ないのかもしれません。あんまり解説っぽくてもうっとうしいし、長くしてもよくないし、その加減も微妙です。じゃあこのままでよかったのでは(書いてるうちに冷静になるやつ)。
パンフレット読んだらチーズ作りの見せ方についても書かれていました。地味な作業だと難しいですね。

あとは役所のおじさま。稲熊さん。
頑そうだったのに割とあっさり許可が取れてたので、もう少し稲熊さんとのやり取りがあるとイヤな役所のおじさん→トマトを食べて感動→町としての協力という、初対面からのギャップというかひっくり返され具合が見えたかな。無農薬での役所との関係は言及されてましたし、これまた加減が。。。

私はチーズに対して他の方より興味が薄い(チーズって女子はとりあえず大好きでしょって扱いされがちですよね。嫌いなわけではないけど好物でもない)と思うのですが、チーズはもちろん、野菜、食材との向き合い方、周りに与えて行く影響が描かれていて興味深かったです。

こだわりのチーズ食べたら稲熊さんみたいに変わるかも(笑)そんなことを考えました。