助かってました。
八木だけは無事でした。この話の中ではかなりの救い。
事件の一部始終を知り、自分も逃げるためとはいえ陽子が救った人物でもある。
神代と2人きりになっての食事、半端ない緊張感です。
2人の計画には全く気づいてない?気づいてて泳がせてる?見ててハラハラしました。
最後には金魚すくい屋だったころにかけた言葉をかけて。わかってて言ったんでしょうかね。だとしたらどうしてこの世界に陽子を引き込んだのかな。
いつかこうなると思っていたのか、陽子にならこうされてもいいと思ったのか。彼女を後押しした。
結局神代の心の内は誰にも、何もわからないままになりました。
意味ありげに映りながら特に触れられなかったお守りがここで効いてきます。あの中にあったのがへその緒だったとは。
「自分の居場所を作るため」に次々と犯行を重ねていく陽子。怖くなってきました。
彼女は陽子にとって、自分の存在を認識してくれる人だったのにな。身代わりは必要でしたが、やっぱり悲しいです。お母さんの愛情を受けていたことは、しがみついていたと自覚してからも羨ましかった。
本人確認出来ないように、とお母さんまで手にかけようとします。
絶叫というタイトルがとても合う。ただ叫ぶのではなく、多くの思いが乗った、絶叫。
陽子がいたのは、最初の方に聞き込みにきたカフェ。気になってたオーナーがお母さん?くらいの事は思っていても、陽子本人とは思えませんでした。
母を失っても、実家のあったところに店を出す。いつか誰かに気づかれたり、こうして見つかってしまうのかもしれないと思いながら。でも本当は見つかりたかった。
ようやく陽子は解放されます。母にしがみつくこともない。神代に殺される恐怖もない。警察に見つかる不安もない。
陽子がいい会社にいれたら。お父さんが消えなかったら。小さな積み重ねがなければ何も罪を犯すことはなかったんでしょう。ちょっとずつ、ちょっとずつ、おかしな方へ行ってしまった。
4話通して見ていてとてもつらい展開でした。でも見てしまう。
短い連ドラながら隅々まで気になっていたところまで回収され、満足感がありました。
神代もとても魅力的で妖しくて、安田さんすごい。
原作の小説ではラストが違うらしいです。そう言われたら気になっちゃう。